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脚本執筆おわって

おわりましたぞー。
一ヶ月…。
しかも今回、違う設定で書いた原稿が没になったため、それよりいい物を書かねばと何度も最初から作りなおし…。
もう本当に今度こそ真っ白ですわ…。

あとは演出の殿と、総合プロデューサーの古川さんがきっと上手く料理してくださる…でしょう。

もっとも、かなり長くなってしまったのでまた書き直しになるかもしれないけど…。


とりあえず、ここ一ヶ月半ほぼどこにも行けなかったので、おとついあたりは映画見たり姫隊スタンプ集めたり野暮用を終わらせたりいろいろしておりました。

スタンプ集めに行った安城市歴史博物館では11月30日から三河一向一揆をテーマにした特別展が開かれております。楽しみ(^.^)


 さて、一昨日になりますが、かねてより話題になっていた映画「清須会議」を見てきました。

 よくぞこの地味なネタをドタバタギャグにもせず、ちゃんとした歴史ドラマ作品にしたなというのが正直な感想です(もちろん所々でクスっと笑える所はあるけれど)。

 三谷さんの「人間観察とかキャラクター描写ってのはこういうもんだーっ!」という技を見せつけられたような作品でした。どの人物のセリフも仕草も、歴史的事実を踏まえてすごくよく練られてると思いました。
 配役も豪華でしたね。織田一族の顔は本当に血を分けたように信長そっくりさんばかりだった…(たしかに息子たちの肖像画も父そっくりなんだけど、これも三谷さん一流のギャグなのかしら?)。
 ただ、それだけにやはり歴史の予備知識があった方が「なぜこの人物がこういう描かれ方をしているのか。」というのがわかって、三谷さんの小ワザの効いた人物描写がより楽しめるんじゃないかと思います。
 自信たっぷりな池田恒興(もちろんこの数年後に死ぬ)の最後のセリフとか、三谷さんのシビアな人物観が出てるなと思いました。

 あ、あと、ありがちな感想ですがセットや時代考証のこだわりもすごかった。



 この数年で歴史映像作品は新写実主義の時代に入ったんじゃないかと思います。
 ブームに乗った戦国物だというだけで注目された時代は終わり、面白くてセンスがいいのはもう当たり前、マニアが見ても本当にその時代にいるかのように錯覚させるほどのリアリティがないと、もう誰も振り向いてくれないんじゃないか。そういう専門的な基礎を踏まえた上での発想の飛躍なりアレンジが要求されるのではないか。
もしくは突き抜けたファンタジーか。
中途半端なものはよほどの個性がない限り淘汰されて行くのではないかと思います。
by mikabushi | 2013-12-01 11:49 | 日記