すずき孔と申します。三河武士の史跡を巡っては感想とかツッコミとか書いてます。HP「三河武士にあいたい!」http://www7b.biglobe.ne.jp/~mikawabushi/


by mikabushi

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これはつい最近の話になりますが…。

今年も年一回の岡崎西岸寺の忠勝の念持仏の一般公開(観音様のお祭りの日に公開される。去年は8月26日)を忘れておりまして。

その代わりということで、地元では有名なお祭り【一色の大提灯】を一度も見たことがなかったので急遽見物に行くことになりました。
場所はうなぎで有名な一色町(歴史好きな人には「足利氏の支族の一色氏が本貫もらった場所」といった方がいいのかしら)の諏訪神社というところです。

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でかいですねー。

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人間と比べるとよくわかります。

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こんな提灯が合計12個並んでいて、神社ではお囃子がなっていたり、外には出店があったりしています。

提灯の絵柄は主に古事記や源平・太平記などから題材が取られております。



この諏訪神社は永禄年間に創建されたものだそうで、村の守り神にするために偉い行者がわざわざ長野の諏訪大社まで行き、この地に分霊したものだそうです。

ん?

…諏訪神社といえば武田信玄が信仰していた神様では…?

…武田の神様を三河に持ってきたわけ?

…永禄年間なら、まだ徳川より武田の方がずっと強かったからそっちの神様の方が頼りになると…?


そもそも諏訪神社に祀られている神様はあのオオクニヌシノミコトの第二子。
日本の国土経営を助けた神様だそうです。

そんな神様だったので、もともと水・風の神(竜神)→農耕の神→力持ちの神→武勇の神・開拓の神・海上交通の神・狩猟の神・商工業の神・安産厄除けの神…etc.となっていったようです。
(海や湖とは関係のない岡崎にも諏訪神社ってあるしね)

ただ単純に、海辺にある一色の神だから水の神様をお祭りしよう、ということだったのかもしれません。




また、なぜこの季節に大提灯を飾るのかという理由ですが…

昔はこの時期になると、海から海魔が襲ってきて人々に悪さをしていたそうですが、人々がこの神社に祈り、かがり火をたき、悪魔退散を祈ったところそれ以後被害が出なくなったとか。

そのかがり火が提灯となり、やがて元禄時代になって暮らしが華やかになるにつれて提灯も大きく華やかになり、今に続いているとのこと。


なお、このお祭りのハイライトは実は提灯がつるされるときなのだそうです。

たくさんの人がいまだに人力でカグラサン(万力の一種)を回して提灯を引き上げるのだそうで、とてもきつい作業だとか。
私が行ったときはもうすぐ祭りも終わりという時だったので、屋台もあらかたなくなり、なんとなーくたゆたった午後の雰囲気でした…

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しまわれゆく提灯。

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ぺしゃん。

うーん、きっと初日に盛り上がってる時に来ればもっと楽しかったんだろうけど、まあ、提灯見て写真撮っておみくじ引いて帰ってきただけというかんじのおまつりでした…(´-ι_-`)


おみくじは大吉だったのでまあいいか。
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by mikabushi | 2013-08-31 00:40 | 日記

能「くるす桜」鑑賞記

そろそろ「一日一みかぶし」のタイトルに恥じぬよう、少しずつブログの更新を始めようと思います。
といってもどしょっぱなから三河武士とは関係のない話なのですが…。
まずは最近行った場所から印象深いところを。


能好きの友人の誘いで「くるす桜」という薪能を見るために岐阜の郡上大和まで行きました( ´ ▽ ` )ノ

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(パンフレットの表紙から。↑これが能「くるす桜」の主人公・東常縁(とうのつねより)さんです)

じつはちゃんと能を見るのはこれが初めてでしたが、とってもよかったです。
お話の主人公はこの会場のすぐ近く、栗栖の篠脇城の主だった東常縁(とうのつねより)で、その彼がこの神社の前の桜並木を舞台に舞うという、いわゆる『ご当地曲』の能です。

年に一度、この場所でしか演じられない、しかも演者も一流の人が来るということで、熱心なファンと地元のボランティアに支えられて何と今年で開催26回目になるのだそうです。

『くるす桜』という演目は江戸時代に書かれた脚本なのだそうですが、その後演じられなくなり、昭和に入って東氏の居館跡が発見されたのをきっかけに地元の方と観世流の能楽師の方が復活させたのだとか。
何という雅な町おこしでしょう…。

能に関してはど素人な私ですが、シテ方の鬼気迫る演技が本当にカッコ良く、ご当地というのもあいまって本当に東常縁がこの地に蘇ったようなすごい舞で、思わず見入ってしまいました。

うん、戦国武将がみんなコロコロと能にハマっていったのもよくわかるような気がする!

あと、東常縁さんは武将であると同時に和歌の道のすごい人だそうで、衣装もお面もインテリでノーブルでイケメンなキャラでして、そんな彼が冠に桜をさしたりして可愛らしくてそんなところもなかなか萌えでありました(´Д` )

この「くるす桜」の他にも、今回は『田村』という坂上田村麻呂の話も演じられました。
しかし、連日の原稿や名古屋からのバス旅の疲れもあって、前半はさすがにちょっと睡魔が…(´Д` )
でも、見ていたらシテの寺の花守の童子(実は田村麻呂の化身)がワキの旅の僧の手を握る演出があったので
「むむ何だろう?」
と思って、終わったあとで隣の友人に聞いたら
「寺の童子といえばやっぱりそういう系のでしょ」
とのこと。それでいっぺんに目が覚めた(☉∀☉) あほの子ですよ私は…。
(まあ、お面を取れば両方おっさんなんだけど…能とは偉大な芸術だなあ!)

以下、その時の写真。

整理券待ちの列!があることにまず驚く私。
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すでに何度もこの能を見に来ている友人のおかげで最前列に座れた!
こちらの神社の境内が能舞台なのです。
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会場周りは大きな木に囲まれ、雰囲気ばつぐん!

席を取ったのでしばし付近を散策。
会場となる神社の近くには東常縁さんのお城・篠脇城址や常縁さんの住んでいたであろう館址(今は庭園址だけが残る)もあったり。
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手前が庭園跡、後ろは城址のある山。
ご覧の通りハイキングにはうってつけの自然豊かな場所です。

他にも東常縁さんにちなんですごい立派な短歌の博物館とか、東氏や篠脇城関係の歴史博物館などもあり(普段は人が入るのだろうかと少し心配…)周辺は公園として整備されています。

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薪に火がともされ、いよいよ始まります。


が。


当然ながら撮影禁止なので、もういちどパンフレットの表紙をどうぞ。
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by mikabushi | 2013-08-29 21:36 | 日記
今年上半期ずっと取りかかっていたお仕事がこれです。

小牧市小牧山城築城450年プロジェクト公式サイトより:
「まんが 織田信長公伝『麒麟の城』~おじさんの夢 小牧山城~」の販売開始


このマンガの構成・作画を担当しておりました。

ちなみに↑のブログの画像で本を持って笑っている美女は私ではありません(-_-;)…
(んなもんわかっとるわい!というツッコミは無しで)



原作は郷土史家の方で、信長公の幼少時代についてはかなり特長のある展開になっております。
私自身、このお仕事に携わる前は信長公に対してはちょっと怖い印象を持っておりました(まあ基本的に三河武士の視線から見ておりますので…)。
しかしこの原作をいただいた時
「ああ、こんな幼少期を過ごした信長公なら好きになれるな」
と思い、かなり多くのページ数を割いてそのあたりを描かせてもらっております。

他のシーンも、原作に忠実なところも、孔が独自につけ加えて描いてる所もありますが、とにかく学習マンガにありがちな「情報量が多くて二度と読みたくない」感を出さないよう、思わずのめり込んで何度も楽しく読める伝記になるよう描いたつもりです。

あと、マンガ以外でもこの本は面白いです。

地元愛あふれる小牧山城解説コーナーもあって、小牧山城に登るときはこれをかならず読んで登った方がいい!という出来の良さ。

そしてそして、

この本にはなんと、あの小和田哲男先生も登場されているのです!
しかも恐ろしいことに…このような企画まで載っているのです(((;꒪д꒪)))



…ぼかあこの仕事してきてよかったよ…(><。)




信長公の漫画なんて世の中にあふれてるじゃん!という方もおられると思いますが、小牧山城の築城の様子など、東京の出版社製ではない、地方で作られたマンガならではの特色などもいろいろありますので、よかったら買ってみてくださいね_(._.)_
(注:絵柄は三頭身ではありません)
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by mikabushi | 2013-08-28 00:35 | 日記
最近業務連絡ばかりですみませんが…

誠に勝手ながら

今年(2013)の夏コミは参加いたしません。

また、インテックス大阪も参加いたしません


ので、なにとぞご了承ください_(._.)_


理由は

東京→夏は死ぬほど暑いから

大阪→申し込みを忘れたから\(゜ロ\)(/ロ゜)/


です。


G.Wに大阪で「次の参加はいつですか」と聞いてくださった方、もしこれを読んでおられたら誠にすみません…。


今日の一枚。

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久しぶりの伊太利亜写真。これはヴァチカン。

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ナポリ。

(*´Д`*)ノciao!!
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by mikabushi | 2013-08-06 22:33 | 日記
こんにちは。今日はちょっと涼しいですねー。

現在、締切を二つほど抱えて相変わらずバタバタしている孔です。

さて、「武将隊占い」は新武将バージョンも先日ようやく印刷に出しました…おそくなってごめんなさい_(._.)_
でもこの繁忙期、出来上がるのはもう少し先…かもしれない。

それまで待ちきれない!という方のために…

現在、岡崎市美術博物館のミュージアムショップ「クロスピア」さんにまだ20枚ほど武将隊占いの在庫があるようです(私も今朝知った…)。

美術館に用事のある方や、どうしてもいま占ってみたいという方はぜひそちらへよろしくお願いします_(._.)_



ちなみに同博物館では現在
ゆかりのまち提携30周年記念 佐久市立近代美術館名品展「きらめく日本画―大観・栖鳳から現代まで」
という展覧会が開かれており、横山大観や東山魁夷や平山郁夫などといった、私でも名前を知っている有名作家の作品が見放題でございまする(入館料1000円・8月4日まで)!

この夏、山の頂上にある眺望抜群な岡崎市美術博物館で
大自然に触れつつアートにも触れながら占いで未来に触れてみるという「お触り放題(笑)」な休日を過ごすのもいいかもしれません。

久しぶりに今日の一枚(数枚?)。

写真は、小牧駅にある、孔が描いた「三英傑によるウエルカム看板」です。
設置されたのは今年三月くらいですが、先日やっと小牧市に行って実物をみてきました。
小牧駅を出るといきなりどどんと現れます(笑)。ちょっと照れる。
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そして足元には…
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「信長公・夢チャレンジ街道」という、これまた孔が描かせていただいた巨大な道標が貼ってありまする(^▽^;)
実は今年は「小牧山城築城450年」ということで同市では様々なイベントが行われております。
戦国好きの方、是非行ってみてくださいませ。

この道標をたどっていくと…
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このように

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地面に信長公の半生が孔のイラストで描かれておりまして(写っているのは私の足です)

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それをたどっていくといつのまにか小牧山城に着いてしまうという仕掛けなのですね~。

小牧市に行かれた際にはぜひたどってみてくださいね。


もうひとつ。実はこの日は仕事で小牧に行ったのですが、すごい人とお会いして何だかすごい体験をしてしまいました。

それはまたの機会に…。
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by mikabushi | 2013-08-01 11:54 | 武将隊